キャッシング 延滞

キャッシングやカードローンには会社ごとに決まった返済期日があり、返済期日までに決まった金額を返済していかないといけません。

口座引き落としになっていることも多いですが、返済が遅れたり延滞をしていると、最悪の場合は給与差押えになることもあります。

そうなると、会社にバレることになり、社会的信用は著しく損なわれますので、絶対に避けないといけません。

給与差押えまでいかなくても、キャッシングの返済を滞納・延滞することは多くのリスクやデメリットがありますので、本ページでまとめて紹介したいと思います。

事前に連絡するなど、所定の手続きをとればまだダメージが少なくなることもありますので、今月の返済がどうしても厳しい時にどうしたらよいかも紹介したいと思います。

キャッシング返済を延滞・滞納するデメリット

  • 遅延損害金が発生する
  • 信用情報機関に登録される
  • クレジットカードを作れなくなる
  • 新たにローンを組めなくなる
  • 給与の差押えをされる

遅延損害金が発生する

キャッシング 延滞

キャッシングやカードローンの延滞・滞納のデメリットは数多くありますが、まずは遅延損害金です。

返済が遅れると1日ごとに遅延損害金が発生します。

遅延損害金は契約時に定められており、借入残高に対して遅れた日数分だけ追加で金利がかかって利息を払わなくてはいけないようなものです。

料率は会社によっても異なりますが、20%くらいに設定している会社が多くなっています。

遅延損害金の計算方法は、利息の計算と同じで「借入残高×利率÷365×滞納日数」で算出します。

20万円借入があって、一度も返済せずに60日延滞をしたとすると、遅延損害金は以下のようになります。

20万円×20%÷365×60=6,575円

結構な金額になりますね。

はじめての延滞で1日2日であれば遅延扱いとせずに見逃してくれる会社が多いですが、2度目3度目となると延滞の常習者として、キャッシング会社も厳しい対応になっていきます。


信用情報機関に登録される

キャッシング 延滞

また、約2ヶ月(61日)を超える延滞が発生すると、信用情報機関金融事故情報を登録されることになります。

61日以上または3ヶ月以上の延滞をすると、個人信用情報機関に事故情報が記録され、俗に言う「ブラックリスト入り」です。

信用情報機関とは、金融機関が情報共有のために運用している個人情報で、過去の借金の返済・滞納歴債務整理歴などを金融機関で共有しています。

金融機関は新たにローンを組む際の審査やクレジットカード発行時の審査などに、信用情報機関の情報を参照して審査しています。

信用情報機関で、キャッシングの滞納歴など事故情報があるとまず審査には通りません。

キャッシング 延滞

そのため、キャッシングの滞納をして信用情報機関に事故情報が登録されると、新たにクレジットカードを作ることができなくなり、ローンの審査にも通りません。

キャッシングの審査でも信用情報機関は参照されますので、大手消費者金融の審査にはまず通らなくなります。(中小の消費者金融ではブラックでも申込できる会社はあります。)

長期延滞の記録は信用情報機関によって、延滞が解消されてから1年または5年残ります。

1年から5年間の間カードを作れなかったり、ローンを組めないのはかなり痛いので、ブラックリスト入りは絶対に避けないといけません。

私の知り合いには車のローンが組めないことから、過去のキャッシング歴また滞納歴が家族にばれて、最終的に離婚した(キャッシング歴が原因かは不明ですが)という人もいましたので、家族ばれを避けたいと思っている人は特に注意が必要です。


給与の差押えをされる

キャッシング 延滞

ブラックリスト入りをして、督促をされていてもずっと返済をしないと、電話や手紙での取り立てだけでなく、自宅を訪問しての取り立てと、督促はどんどん厳しくなっていきます。

最終的には裁判所に訴えを起こされ、給与の差押えまで発展するケースもあります。

裁判所に訴えを起こすと、「給与の差押え」か「全額返金」の2パターンがあり、どちらかの措置が取られます。

給与の差押えがされると、借金を滞納していることが会社にバレることになるため、会社ばれしたくない人は絶対に避けないといけません。

特に大企業などに勤めている人であれば、社会的信用が失墜して、出世や人間関係に影響が出ることになります。もちろん会社の大小に関係なく、人間関係は最悪になりますので要注意です。

誰だって借金が多くて滞納している人には近づきたくないですから。

キャッシング 延滞

なお、キャッシングの返済が遅れることを、遅延延滞滞納未払い未納など色々な言葉がありますが、返済期日までにお金を返さなかったという点ではどれも大きな違いはなく、ほぼ同じ意味の言葉です。

支払期日までにお金を返していない状態が続くことで様々なデメリットが発生し、最悪の場合には給与の差押えなどがあり、結構早い段階でブラックリスト入りしてクレジットカードが作れなくなったり、ローンを組めなくなります。

デメリットはかなり大きいので、ローン返済の延滞や滞納は絶対に避けるべく予防策を取っていく必要があります。

放置するのが最も危険です。


返済が難しい時にすべきこと

まずは業者に電話連絡

キャッシング 延滞

キャッシングの返済期日までに間に合わないという人は、事前にコールセンターなどキャッシング会社に連絡をします。

コールセンターにはいつまでに返済ができるかを伝え、返済を少し待ってもらうようにお願いしましょう。

事前に連絡をすることで数日であればペナルティなしで待ってくれる会社もありますし、督促の電話がかかってくることもありません。

何も連絡しないで滞納をしていると、2,3日するとオペレーターから電話がかかってきて督促の連絡があります。

督促の電話が多くかかってくると、職場や家族にキャッシングしていることがバレることにつながりますし、それにより社会的な信用を落とす要因となります。

また、1日でも滞納をすると遅延損害金が発生することになります。実際に請求されるかは会社によって対応が分かれますが、何の連絡もせずに滞納をしているとキャッシング会社との信頼関係にも影響が出ますし、余計なお金を払うことになります。

大手消費者金融では、返済が遅れる時用の連絡先が用意されていますので、返済期日までにお金を用意するのが難しい場合は、まず以下の連絡先に電話をしましょう。

■消費者金融大手の遅延連絡先

  • プロミスコール:0120-24-0365
  • アコムプッシュホンサービス24:0120-134-567
  • コールセンター:0120-24-7217
  • アイフル会員様専用ダイヤル:0570-000417
  • ノーローンお問い合わせダイヤル:0120-170024

信用情報機関への登録や給料の差押えは、数日滞納したくらいではまずされませんが、キャッシング会社に自分の大事なところを握られているという点ではやはり不安ですし、コールセンターへの連絡は必ずするのが賢明です。


他社キャッシングを使って返済期日を延ばす

キャッシング 延滞

連絡をして、数日後に確実に返済できるのであれば良いですが、すぐに返済するのが難しいという場合には、他社でキャッシングをして返済をする人もいます。

A社の返済期日が3月25日だとして、B社でキャッシングをして返済することで、自分でお金を用意するのはB社の返済期日である1ヶ月後などですみます。

これにより実質的に返済期日を延ばすことができます。

B社に借りたお金の1ヶ月分の利息は支払う必要がありますが、1ヶ月後であれば必ず返せるという場合には検討しても良いと思います。

一時的に支出が膨らむことはよくありますので、キャッシング枠を持っておくといざという時に使えるので便利ですね。

複数社と契約しておくことで、限度額が契約社の数だけ増えるだけでなく、このように返済時のトラブルにも対応できるので便利です。

キャッシング 延滞

調子に乗って両社ともに限度額いっぱいまで借りるなどすると、借金地獄へまっさかさまではありますが、賢く利用する分には選択肢が増えてうまく利用できます。

はじめての利用であれば、最大で30日間無利息期間があるアコムやプロミスといった会社もありますので、うまく利用して返済が厳しいピンチを脱出したいですね。

なお、キャッシングの審査時に資金の用途を聞かれますが、他社の借金返済と答えると審査はかなり厳しくなりますので、その点には注意が必要です。


おまとめローンの利用

キャッシング 延滞

また、すでに複数の会社から借入をしている人は、おまとめローンを利用することで返済負担が減る可能性があります。

おまとめローンはあくまで借金を一本化するだけで、信用情報機関に事故情報も載らないため、債務整理をするよりもまず検討されることをおすすめします。

金利が低くなれば、毎月の返済額は減りますし、返済先が一つになることで返済の心理的負担や返済期日の管理なども楽になります。

すべての人が利用できるわけではありませんが、一度検討してみる価値はあると思います。


まとめ

キャッシング 延滞

借金を滞納するリスクやデメリットについて見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

  • 遅延損害金が発生する
  • 信用情報機関のブラックリスト入りする
  • 最悪の場合、給与の差押えもある

キャッシングの返済遅延は、1日でも遅れると遅延損害金が発生することになり、請求されるかどうかはキャッシング会社次第ですが、金銭的負担は増すことになります。

さらに滞納日数が進むとブラックリスト入りしたり、最悪の場合は給与の差押えもされます。

短期の滞納でも、3回を超えてくると「常習者」とみなされて、業者側も厳しい対応を取ってくる印象があります。

うっかりミスをしてしまうことも考えると、基本的には「1日くらい良いか」という考えではなく滞納は絶対に避けるように行動すべきです。

どうしても返済が難しい時には、まず業者に連絡を入れて、事情と返済可能な期日を話すことでぎりぎり信頼関係が維持できます。

無断で滞納をすると業者側も厳しい対応になるので、絶対に避けるようにしましょう。

キャッシング 延滞

電話をかける以外にも、他社でキャッシングをして返済したり、おまとめローンを利用することで、自分の信用に傷をつけず返済を続ける方法もあります。

これらの方法も検討して、信用に傷をつけて今後の生活に支障が出ないようにしておきたいですね。


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