キャッシングはいざという時に簡単にお金を借りることができる便利なものですが、一歩使い方を間違えると借金地獄に陥る人もいるため注意が必要です。
便利なものほど注意して使わないといけませんので、キャッシングで陥りがちな借金トラブルと注意点を見ていきましょう。
キャッシングで陥る借金地獄
キャッシングをはじめて利用する理由は様々ですが、多くはそれほど多くの金額にはなりません。
消費者金融でもはじめての利用であれば、それほど大きな金額にはなりません。
借金地獄に陥る人は、そこから何度も借入をしてしまいます。最初は生活費の足りない分を3万円、翌月はその返済分とあわせてさらに生活が苦しくなりまた3万円と借金を繰り返してしまいます。
徐々にキャッシングすることが当たり前になり、自分の貯金のような感覚でATMから引き出しをするようになってしまいます。
また、借金の返済が苦しくなると、別の会社からキャッシングをして借金の返済に利用したりします。
そのように苦しい返済を続けていると、返済実績ができて、限度額が上がります。
限度額が上がると、使える金額が増えて、貯金が増えて一気にお金持ちになったような気分になります。
そうなると財布のひもが緩み、さらにお金を使ってしまうことになります。
そのようなことを続けていると、どんどん借金の額が膨らみ、多少節約しても借金を減らすことができず、毎月の利息を支払うので精一杯となってしまいます。
こうなると完済のめどが立たず、借金は膨らむ一方になります。
最終的には債務整理を選択するしかなくなり、まさに借金地獄となってしまいます。
ですので、一時的にお金が必要になる時にキャッシングを利用するのは良いですが、キャッシングするのが日常化して、キャッシングの利用枠が自分の貯金のように感じてきたら、かなり赤信号といえます。
収入をすぐに増やすことは難しいので、支出を減らして少しでも借金を減らすことに努めるようにしなくてはいけません。
教科書的ではありますが、やはりキャッシングを利用する上では、「ご利用は計画的に」という点は肝に命じておかないといけませんね。
キャッシングで借金トラブルにならないための注意点
- 借りすぎない
- マヒしない
- 他社からのキャッシングで借金を返すのは避ける
キャッシングで借金地獄に陥らないようにするには、やはりまず借りすぎないことが重要になります。
自分が返せない金額を借りることから、少しずつ無理をして借金が膨らむことにつながります。
キャッシングの限度額は、はじめての人だと高額にはなりづらいですが、それでも30万円程度の限度額で契約する人が多いと思います。
30万円という金額は大金ですので、限度額いっぱいまで借りてしまうと返済の負担は重くなります。
はじめから30万円全額を借りる人は少ないですが、上述した通り、少しずつ借金が増えていき、いつしかキャッシングしているのが当たり前で最終的に限度額いっぱいまで借りてしまう人が多いです。
キャッシングしている分は借金だと自覚して、間違ってもATM感覚でキャッシングを使ってはいけません。
また、キャッシングや他の借金を返済するために、他社からのキャッシングを利用して返済をする人も多いですが、これも破滅へ向かう第一歩でもあります。
上述したとおり、他社からキャッシングして借金を返済することで実質的に返済期日を先延ばしにすることができます。
さらに両方の会社で返済実績ができていくので、一時的に利用限度額が大きくなります。
利用限度額が大きくなると、多くのお金を借りることができるので便利になりますが、その分多めに借りてしまい返済がきつくなります。
A社の借金を返すために、B社でキャッシングをして、さらにB社の借金を返済するためにC社でキャッシングをして・・・・と繰り返していると一気に多重債務となってしまいます。
他社からのキャッシングで借金を返すと、借金地獄にはまることになりますので、できる限り他社からのキャッシングで借金を返すのは避けないといけません。
借金がある人はキャッシングできる？
他社からのキャッシングで借金を返すのはおすすめできませんが、その気になれば借金があってもキャッシングをすることはできます。
他社で借入があると審査に通らないと考える人がいますが、借入社数が1社から3社くらいであれば、属性次第で審査に通ります。
プロミスの借金をアコムからキャッシングをして返済し、アコムの借金をアイフルで借りて返すということも可能です。というか、このように自転車操業的に返済している人は多いです。
借金がある人がキャッシングをする際の注意点として、借入理由があります。
キャッシングやカードローンの審査時には、借りたお金の使途を入力する欄がありますが、他社からの借金返済とすると審査に落ちやすくなります。
嘘を書けというわけではありませんが、例えば生活費と書いたり、一部をご祝儀費用に回すのであれば、そちらのみを記載するなど、あまり馬鹿正直に書かずにうまいことやる必要があります。
他社で借金がある人でも、審査に通ってキャッシングをすることができますが、信用情報機関で金融事故情報があると審査にはまず通りません。
金融事故情報は、過去に債務整理をしたり、借金や携帯電話料金などを滞納していると登録されます。
まとめ
キャッシングは間違って利用したり、感覚が麻痺してしまうと、多重債務や借金地獄に陥ってしまう可能性があります。
それでもうまく利用すればお金が必要な時に現金を引き出すことができるので、急な出費や生活費が少し足りない時に非常に助かります。
賢く利用してお金のピンチの乗り切りましょう！
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