キャッシングの申込をする際に、審査落ちしても良いように複数社同時に申込をしようと考える人もいます。
2社くらいまでの同時申し込みであれば問題ありませんが、4社5社と同時に申込をするのはリスクが高いのでやめた方が良いでしょう。
キャッシングの複数同時申し込みはどのようなリスクがあるのか、審査落ちする理由や同時申し込みするならどんな会社にした方が良いのか見ていきたいと思います。
キャッシングの複数同時申し込みはできる?
- 申込自体はできる
- 申込社数が増えると審査に通りづらくなる
申込自体はできる
キャッシングの複数同時申し込みは、申込自体は行うことができますが、あまりに多くの会社に申込をすると審査に通りづらくなります。
多くのキャッシングではインターネット申込が主流となっており、その時点ではどの会社に申込をしているかチェックのしようがないため、申込自体は普通に何社でもできます。
ただし、申込後の審査の段階で各キャッシング会社は信用情報機関を参照するため、申込の記録がわかりあまりに多くのキャッシングに申し込んでいる人は審査に通りづらくなります。
複数申込がどの程度審査に影響するかは、各金融機関によって異なり、2社くらいであれば問題ないことが多く、4社5社と増えていくと審査に通りづらくなると言われています。
キャッシングの利用記録は金融機関で情報共有している
キャッシングなど借入やローン、クレジットカードなどは「信用取引」と言われ、金融機関がお金を貸してくれたり肩代わりしてくれたりしています。
このような信用取引については、申込情報や借入の情報など利用記録が信用情報機関に登録されていて、金融機関は情報を確認することができます。
つまり、信用取引の利用記録は信用情報機関によって、各金融期間で情報共有をしています。
金融機関は信用情報を見れば、「現在他社からいくら借入しているのか」、また「過去に返済を滞納したことがないか」などがわかります。
金融機関は信用取引を行う際に、信用情報の確認が義務付けられているため、金融機関同士で共有した情報を必ず参照します。
そのため、基本的には複数社に借入をしていたり申込をしているという情報を、金融機関は把握していて、信用情報機関の情報を見て審査します。
申込社数が4社、5社というのは異常な状態ですので、金融機関としてもそのような人を審査に通しづらくなり、一般的には多くのキャッシングに複数同時申し込みすると審査に通りづらくなると言われています。
上述したとおり、審査基準が各社で異なり、かつキャッシング申込の情報が信用情報機関にすぐに登録されるかも利用した会社によって異なるため、一概に何社同時申し込みをすると審査落ちするとは言えませんが、4社5社などの同時申し込みを金融機関に知られると審査落ちする可能性は高くなります。
キャッシングの同時申し込みで審査落ちする理由
キャッシングの同時申し込みによって審査落ちする理由は、一般的に以下が考えられます。
- 他社で審査落ちした人と思われる
- かなりお金に困っている人と思われる
- 総量規制をオーバーしてしまう可能性がある
他社で審査落ちした人と思われる
まず同日の複数申込情報があると、他社で審査落ちを何度もして自分の会社に申し込んでいるのではないかと考えられます。
複数の会社で審査落ちしているということは、それなりに属性の悪いお客さんという可能性が高いので、金融機関としては自社の審査で通るような人でも多少警戒して審査することになります。
他社で審査落ちしているのならば、何か「貸せない理由」があるのではないかと考えられてしまうのですね。
かなりお金に困っている人と思われる
仮に審査に通っている人だと、多くの会社から借入をしている、あるいは借りられるところからすべて借りている人という見方もできます。
このような人の場合、最終的に借金を返済できず貸し倒れしてしまうリスクがあります。
多くの会社から借りているということは返済する金額も多くなるので、返済余力の少ないリスクの高い利用者ということになります。
想像するとわかりますが、4社も5社も消費者金融を回ってお金を借りようとしている人は、尋常ではないほどお金に困っている人だと思われますよね。
このような状態は普通ではなく、金融機関にとってはリスクと感じられて審査落ちの原因となります。
総量規制をオーバーしてしまう可能性がある
さらに、消費者金融には総量規制というルールがあり、年収の3分の1を超える金額を貸してはいけないことになっています。
金融機関側は、複数社への申込を確認することができても、いくら借りているかはわかりませんので、他社の融資額によっては自社からの貸付で総量規制をオーバーしてしまう可能性があります。
銀行系カードローンであれば、総量規制の対象外なので気にする必要はありませんが、金融機関の立場に立つと消費者金融系の会社にずらっと申込をしている状況だとお金を貸すことができません。
総量規制の年収の3分の1を超えて貸付をすると、法律違反となり営業停止など処分の対象となってしまいます。
そんなリスクは犯せないので、金融機関としては属性が良い人でも審査で断らざるをえなくなります。
いずれにせよ、同じ日に4社も5社も申込している状況は異常ですので、リスクを避けたい金融機関としては通しづらい利用者になることは間違いありません。
1ヶ月に3社以上申し込むと申込ブラックになる?
なお、ここまでは同日に複数社に申込をしたリスクを見てきましたが、キャッシングでは1ヶ月以内に3社以上に申込をすると「申込ブラック」になり、審査に通らないという話があります。
上述した通り、審査基準は各社によって異なりますので、一概に「1ヶ月以内に3社」で申込ブラックという基準があるわけではなくあくまで目安です。
短期間に複数社に申し込むことで、金融機関の審査担当の印象が悪くなったり、各社の審査基準に触れて審査に通りづらくなることはありますので、短期間で3社以上のキャッシングに申し込むのは避けた方が良いといえます。
金融機関は審査時に信用情報機関によって、他社での借入金額や申込の履歴を見ることができます。
高額な借入や多重借入をしている人は返済不能になるリスクがありますので、一般的に審査には通りづらくなります。
キャッシングの同時申し込みのポイント
キャッシングの同時申し込みは度が過ぎるとリスクがありますが、1社の審査に通らない場合でも借りられるように複数社に申込をして融資を受けている人もいます。
これまでの内容をふまえて、複数社に同時申し込みをする場合は、以下のポイントを抑えることで融資が受けられる可能性を高めることができます。
- 複数申込は2社までにする
- まずは簡易審査
- 銀行系カードローンを組み合わせる
- 少し時間をずらす
複数申込は2社までにする
まず複数社に同時申し込みをするにしても2社までにすることです。
上述した通り、4社5社を超える同時申し込みだと、逆に審査に通りづらくなりリスクが高くなりますので避けるのが賢明です。
「3社でも大丈夫か?」と考える人もいるかもしれませんが、リスクが高まりますのであまりおすすめはできません。
私はプロミスとアコムの2社に同時に申し込んで、両方審査に通ったことがあります。
まずは簡易審査
また、各金融機関では、本審査ではないものの簡単な情報を入力して、仮の審査結果を出すお試し審査や簡易審査などのサービスを提供しています。
あくまでお試しなので、本審査の結果と異なる場合もありますが、審査通過の可能性があるかないかを調べるのにはお試し審査がおすすめです。
匿名で行うことができ、申込の履歴が信用情報機関に残ることもありません。
お試し審査は各金融機関の公式サイトにありますので、利用したい金融機関のお試し審査をまず受けてみるというのが良いと思います。
銀行系カードローンを組み合わせる
複数社に申込をする場合、総量規制の対象外となる銀行系カードローンを組み合わせるのも良いと思います。
仮に2社へ申込する際、消費者金融系のキャッシングと銀行系カードローンに申込をすれば、消費者金融の審査は総量規制の対象外となる銀行系カードローンを気にせずに与信ができるか審査することができます。
銀行系カードローンは銀行による審査になり、消費者金融では借りれない人でも借りることができる場合もありますので、どちらかの審査に通る可能性も消費者金融2社や銀行系カードローン2社とするよりも期待できます。
銀行系カードローンには低金利で高限度額、消費者金融系のキャッシングは無利息期間があったり口座開設なしで借りられる借りやすさがあるなど、それぞれ特徴は違いますが、両方審査に通った時には自分の要望にあった方から借りるなど選択肢が広がります。
このように色々とメリットがあるので、複数同時申込をする際には消費者金融と銀行系カードローンを組み合わせるのがおすすめです。
少し時間をずらす
あと、同じ日に複数社へ申込をする場合も、少し時間をずらすことで色々とバッティングすることを防ぐことができます。
例えばアコムとアイフルに同時に申し込んだ時に審査回答の電話が重なってしまったり、自動契約機での契約中に一方から審査回答や確認の電話があったりと色々とややこしくなります。
申込直後から審査回答までは電話でのやり取りをすることが多くなりますので、審査回答をもらったり、1社の契約が完了してから次の会社に申し込むなど、微妙に時間をずらすことで焦ることがなくなります。
まとめ
キャッシングの同時申し込みについて見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 申込社数が増えると審査に通りづらくなる
- 複数申込は多くても2社までにする
- 銀行系カードローンを組み合わせる
キャッシングの同時申し込みは、各社の基準に違いはあるものの、4社5社と異常に増えると金融機関側も異常を感じ取り審査に通りづらくなります。
消費者金融など総量規制の対象となる金融機関は特に、法令違反となるリスクが増すため、貸したくても貸せない場合もあります。
そのため、キャッシングの申込は基本1社ずつ、多くても2社同時申し込みくらいが無難といえます。
同時申込する場合には、総量規制の対象外となる銀行系カードローンを組み合わせることで、総量規制に引っかかって審査落ちするリスクを最小限とすることができます。
キャッシングを利用する際は審査落ちするのが不安だと思いますが、審査に落ちても大丈夫なように多くの会社に申し込むと逆に1社も借りれないということもあります。
不安になる時ほど落ち着いて、1社ずつ申込をしてお金を借りてみてください。
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