キャッシングに限らず、色々なサービスを利用する際に気になるのが手数料だと思います。
お得なサービスだと思っても、手数料がかかってよく考えると損だったということもありますからね。
キャッシングの手数料といえば、まず利息がありますが、その他にも手数料がかかることがありますので、キャッシングにかかる手数料と少しでも手数料を安くする方法を見ていきたいと思います。
キャッシングでかかる手数料の種類
- 利息(金利)
- ATM手数料
- 印紙税
- カード再発行手数料
利息(金利)
まずは利息です。
利息は元本に対して金利(年利)をかけて月割した金額を毎月支払うことになります。
詳細な計算方法は別の記事で紹介しています。
残高10万円、金利18%で1ヶ月借りただけでも1,479円の利息を支払う必要があるため、キャッシングの手数料の中では最も負担の重い費用といえます。
とはいえ、利息の部分は認識している人がほとんどですので、きちんと比較して少しでも金利が安いところで借りたり、無利息期間のある会社を利用するなどしている人が多いですね。
ATM手数料
意外に負担になるのがATM利用手数料です。
ATMを使って借入や返済をした場合、会社ごとにATM利用手数料がかかります。
手数料の金額は1万円以下であれば税別100円、1万円超であれば税別200円であることが一般的です。
金額 | 手数料(税別) |
---|---|
1万円以下 | 100円 |
1万円超 | 200円 |
銀行系のカードローンの中には自社や特定のATMで返済をすると手数料が無料になるところもあります。
借入時、返済時ともに手数料がかかる会社だと、すべてATMで返済していると完済までにかなりの手数料を支払うことになります。
ATMは便利ですが、振込や自動契約機でも返済ができ、自動契約機については手数料無料で利用できますので、なるべくそちらを利用するようにしたいですね。
自動契約機を利用しているところを見られたくないという人もいますので、そのような人は自宅でネット銀行などを利用して振込をすると手数料無料で振込することもでき返済手数料が節約できます。
印紙税
また契約時の印紙代がかかる会社もあります。
これは銀行系のカードローンだと多くは利用者負担で印紙代がかかります。
一方で、消費者金融の場合には印紙代を業者がもってくれてサービスしてくれる会社が多いです。
印紙代は契約ごとに200円程度が必要になります。
カード再発行手数料
キャッシングの際にカードを発行する会社の場合は、カードの新規発行については手数料がかからない会社がほとんどですが、カードをなくしてしまって再発行する場合には再発行手数料がかかる場合があります。
カードの再発行手数料は会社によって異なりますが、300円程度です。
最初に発行してもらったカードをなくさなければかからない手数料ですので、カードを発行してもらったら大切に保管するようにしましょう。
契約時に手数料はかからない
キャッシングでは、通常契約時に手数料がとられることはありません。
携帯電話の契約などでは、契約時に事務手数料などの名目でいくらか取られますが、そのようなことはキャッシングではないんですね。
むしろ、貸金業法では印紙税や所定のATM手数料など決められた手数料以外の費用は、すべて金利に含めるように法的に決められています。
そのため、契約時に手数料などを取る行為は違法行為の可能性が高く、そのような手数料を求める業者は違法業者やヤミ金、悪徳業者である可能性が高いです。
なるべく関わらないようにしましょう。
海外でキャッシングを利用した時の手数料
海外でキャッシングを利用した場合、アメリカであればドルなど外貨でお金を借りることになりますが、この時は現地の実勢レートでドル換算して借りることができます。
そのため、通常空港や銀行の両替所で支払うような為替手数料がかかりません。
為替手数料とは両替手数料ともいわれ、円から外貨への換算時にレートに上乗せする手数料のことです。
実勢レートが1ドル100円の時に10,000円をドルに交換すると100ドルになりますが、銀行では一般的に1ドル片道3円の為替手数料を上乗せしているので、1ドル103円となり100ドル交換するのに10,300円が必要になります。
為替レートを上乗せすることで、実質的に300円負担が増加しておりこれが手数料となります。
為替手数料は片道で3円ずつですので、残ったドルを円換算する時にはさらに為替手数料がかかります。
ですが、海外でキャッシングをすると、この両替手数料がなくなり、現地の実勢レートでドル換算して借りることができます。
上の例でいえば、1ドル100円で借りることができます。
海外でのキャッシングはATMを利用することになり、ATM利用手数料が210円と利息がかかりますが、借入金額や期間を考えると現金を両替するよりも海外キャッシングを利用した方がコストが安くなることが多くなっています。
必要な金額が多く、返済するまでの期間が短い人は海外キャッシングを検討してもよいですね。
クレジットカードのキャッシング手数料
楽天カードのキャッシング手数料
クレジットカードからもキャッシングすることができ、気軽に利用できるので、急にお金が必要になった時に利用している人も多いと思います。
クレジットカードのキャッシングの場合の手数料を利用者の多い楽天カードで見てみると、以下のようになります。
項目 | 内容 |
---|---|
金利 | 18% |
ATM利用手数料(借入) | 1万円以下:100円(税別)1万円超:200円(税別) |
返済手数料 | 無料 |
金利は18%となっており、大手消費者金融と同じくらいの金利になっています。
ATMから借入をする場合には1万円以下で税別100円、1万円超で税別200円の手数料がかかります。
この辺りは普通のキャッシングやカードローンと大差ありませんね。
楽天カードではインターネットからキャッシングの申込をすることもでき、申込をすると最短数分で引き落とし口座に振込がされます。
また1万円単位の小口からネットキャッシングを利用することができます。
このネットキャッシングを使えば借入の際の手数料を0円にすることができます。
返済についてはクレジットカードの利用料金と一緒に引き落としがされます。
そのため返済手数料は基本無料です。
返済方法は一括払いとリボ払いがあり、一括払いであれば月末締め翌月27日払いで借りたお金と利息分を支払います。
利息は1ヶ月分のみです。
リボ払いの場合は毎月決まった金額返済することになり、残高が残る分については毎月利息が発生します。
楽天カードの場合は残高スライドの元金定額返済ですので、残高ごとに決まった返済額と利息分を合わせて返済することになります。
リボ払いは毎月の返済額が一定になるので、家計が安定するというメリットもありますが、手数料を安くするという点では一括払いの方がおすすめです。
キャッシングを手数料無料で利用する方法
キャッシング手数料を無料にする方法を考える際に、利息を無料にするのかATM手数料を無料にするのかでそれぞれ考える必要があります。
- 即日返済する
- 無利息期間があるキャッシングを利用する
- ATM手数料無料のカードローンを利用する
- 自動契約機を利用する
- 振込手数料無料のネット銀行から返済する
利息を無料にする
- 即日返済する
- 無利息期間があるキャッシングを利用する
利息を無料にするにはまず即日返済をする方法があります。
金利の計算方法として、民法には初日不算入の考え方があり、キャッシングでも原則初日不算入の考え方が適用されます。
そのため、即日に全額を返済すれば利息はかかりません。
ただ、お金が必要だからキャッシングを利用するわけで、全額をその日のうちに返すのは現実的でない人がほとんどだと思います。
それでも利息を無料にしたければ、大手消費者金融などで実施している30日間の無利息期間を利用することでも利息を無料にできます。
アコムやプロミスが実施しているもので、はじめての利用であれば30日間は利息が発生せず無料となります。
利息負担は最初の月が最も重くなりますので、初月の利息が発生しないのは大きなメリットですし、その間に元本を減らすことでさらに利息を減らすことができます。
利息を無料にしたり、限りなく安くするためには無利息期間はぜひ活用したいサービスです。
はじめての利用者限定としている会社がほとんどですので、利用したことのない会社で無利息期間を設定している時にはぜひ利用したいサービスですね。
ATM手数料を無料にする
- ATM手数料無料のカードローンを利用する
- 自動契約機を利用する
- 振込手数料無料のネット銀行から返済する
ATM手数料を無料にするには、提携ATMであれば手数料無料になる銀行系のカードローンを利用するのがおすすめです。
三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」や新生銀行のカードローンレイクであれば、提携ATMでの借入、返済のATM手数料が無料になります。
ネット銀行系では、ソニー銀行、楽天銀行のカードローンもATMでの返済手数料が無料になります。
また自社のATMであれば基本はATM手数料が無料になるので、返済を借りている銀行のATMからすることでもATM手数料をかけずに返済していくことができます。
ATMを利用しないで返済するというのも選択肢で、自動契約機で返済することで手数料無料で返済することができます。
自動契約機に何度も入っているところを見られると、お金を困っている人と思われるリスクがありますが、その心配がなく自動契約機が生活範囲にあれば自動契約機で返済をすることでATM手数料を無料にすることができます。
振込で返済する方法もありますので、他行宛の振込でも一定回数振込手数料が無料になる住信SBIネット銀行や楽天銀行、ソニー銀行などのネット銀行を利用するのもおすすめです。
ネット銀行からの振込であれば、自宅のPCやスマホからいつでも振込をすることができます。
ひと目が気になる人や返済が面倒な人でも便利に安心して返済ができます。
完全に手数料を無料にすることは難しいかもしれませんが、無駄に手数料を支払う必要もありませんので、出来る限り手数料を減らしてお得にキャッシングを利用したいですね。
まとめ
キャッシングにかかる手数料を見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- キャッシングでは利息以外にATM手数料がかかる
- 無利息期間がある会社もある
- ATM以外で返済すればATM手数料はかからない
キャッシングで利息以外にかかる手数料としてかかるのはATM手数料です。
ATM手数料は借入時も返済時も毎回100円から200円かかるので、1回くらいなら問題ないですが、毎回だとちりも積もれば山となるで大きな費用負担になります。
ATM手数料はATMを利用しなければ発生しないので、自動契約機や振込などATM以外で返済する方法をとると手数料無料になります。
自動契約機は手数料無料ですし、振込手数料無料のネット銀行などを使えば振込手数料も無料にできます。
ATM手数料を支払うのは非常にもったいないので、キャッシングをよく利用したり、返済期間が長い人はATM手数料は最低限にして利用したいですね。
あと、やはりキャッシングの手数料で最も金額が大きくなるのが利息です。
利息を減らすには、金利の低いところで借りる、早く返済するというのが大前提ですが、無利息期間を設けている会社もありますので、利用できるようであればそちらから借りると、大幅に利息負担を減らすことができます。
おすすめカードローン
アコムは最短20分の審査回答で最短20分融資が可能。はじめて利用する人は最大30日間の無利息期間がありお得にお金を借りることができます。
※申込時間や審査により希望に添えない場合があります。
自動契約機(むじんくん)が多く設置されていて、年中無休(年末年始は除く)で原則郵送物なしのキャッシングもできます。
自動契約機(むじんくん)の営業時間は、2020年4月1日以降:9:00~21:00と短縮されております。
アコムの詳細プロミスは最短3分で審査回答があり、最短3分で融資可能なキャッシングです。
※申込み時間や審査により希望に添えない場合があります。
カードレスの借入が可能で、WEB完結、来店不要、郵送なしで利用できます。
30日間の無利息サービスもあるので、お得に借りたい人にもおすすめです。
プロミスの詳細SMBCモビットはWEB完結の借入が可能で、申し込みの曜日、時間によっては最短即日でお金が借りられるカードローン。
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
自宅への郵送なしで利用できるので、家族と同居している人でも安心して利用することができます。
SMBCモビットの詳細